クジラ「淀ちゃん」で思い出す「タマちゃん」 20年前に現れた珍客のその後

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   大阪湾の淀川河口付近にとどまっていたマッコウクジラが、悲しい運命をたどった。大阪市の2023年1月13日付発表によると、同日に死んでいるのが確認された。クジラは、淀川にいたことから「淀ちゃん」と親しみを込めて呼ばれた。

   大海原から突如、都会に迷い込んだ「珍客」――。「淀ちゃん」人気により、2002年の夏に首都圏を流れる多摩川に出没し、人気を集めたアザラシ「タマちゃん」を思い出す人も多いようだ。

  • タマちゃん、2002年8月撮影(写真:AP/アフロ)
    タマちゃん、2002年8月撮影(写真:AP/アフロ)
  • タマちゃん、2002年8月撮影(写真:AP/アフロ)

横浜市で「住民登録」

   死んだ「淀ちゃん」について大阪市は17日、体内に溜まったガス抜き処理を行った後、19日に紀伊水道沖へ沈下させると発表。予定どおり完了したことを、毎日新聞が19日付で報じた。

   この一連の出来事に、ツイッターでは、「そういえばタマちゃんは最後どうなったの?」「タマちゃん思い出したわ」との反応が見られた。

   「タマちゃん」は2002年、東京都と神奈川県の間を流れる多摩川に現れたアザラシ。「淀ちゃん」と同じく、発見場所の川から名づけられた野生動物だ。読売新聞オンラインの21年5月9日付記事によると、タマちゃんは2002年8月に多摩川で発見されたのち、鶴見川など首都圏の川をあちこち移動。03年2月に横浜市西区で「ニシ タマオ」の氏名で「住民登録」した。

   2004年4月12日に荒川に現れたのを最後に、姿を見せていないとされる。

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