マイクラでSDGsを学ぶ「サス・ゲー」 ゲームを通して「自分ごと」で考える

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「4か国でも交渉が難しい」

   休憩を挟んで約7時間をかけて行われたサス・ゲー。参加者うち最年少の、小学2年生の保護者に取材した。2回目の参加で、「子どもがマインクラフトを好きなため、好きなことを通してSDGsを学べたら」と話した。

   サス・ゲーは、「前回も今回もゲーム終了後の振り返りを一緒に見ていると、学校で学べないことを知るきっかけになっているなと思います。また、子どもだけでなく、自分も一緒に学ぶきっかけになっています」。自身の子について、「全てを理解するのは難しいでしょうが、経験は本人のためになると思っています」と、意義を述べた。

   一方、この日の参加者で最年長、中学1年生のAさんにも話を聞いた。SDGsについては知識としてあったが、参加の決め手はマイクラだという。2度目の参加だが今回は、海面上昇による領土消失、さらには戦争を仕掛けられ負けた「アレテ」の国民だった。実は前回も目標をクリアできなかったそうで、悔しさをにじませた。

   その中で「4か国でも交渉が難しいのに、現実には200か国以上が存在する。そう思うと、いかにSDGsの目標達成が難しいかがわかった」と学びがあったという。また、以前よりニュースを意識して見るようになり、より理解しやすくなったとワークショップ参加前後での違いを話した。

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