国土が沈みそうVS大事な資源
アレテは海面上昇を避けるべく、燃料効率の良い「石炭」と、サス・ゲー世界ではクリーンエネルギーだが効率の悪い「木炭」の価値比率を見直したいと要望した。ただし、木炭の生成には原木が必要になる。ホルンは石炭産出国で、国内で不足する食料を集めるため、石炭が貿易では重要な役目を果たしてきた。しかも砂漠国で、木炭の原料となる原木がほとんどない。アレテの要望は簡単に受け入れられない。ホルンからは「飲めません」「支援をしてくれないなら、戦争を起こします」といった発言が相次いだ。
ここでアレテは、自国からの支援として木炭を融通すると約束。さらにポテスタとも交渉し、ホルンへのパンの大量貿易も引き出した。ホルンは交渉内容を飲まざるを得なくなり、価値比率の見直しはアレテの提案が通った。
この国際会議の後、各国は豊作の年を迎えたが災害や惨事は止まらない。ポテスタでは砂漠化が始まり、アレテでは畑での土砂災害が発生。ホルンでは石炭を扱っていた「石油会社」の社員により3度目のテロが発生する。
そして最後の国際会議、ホルンから「戦争」の言葉が飛び出した。