「第8波」が長引く?
「XBB.1.5」はすでに日本でも見つかっている。東京都では、12月1日に初めて都内で確認されて以降、これまでに15例が確認されている。
国内では現在、新型コロナウイルスの第8波が進行中。中心になっているのはオミクロン株「BA.5」だが、このところ感染者に占める比率は6割程度に落ち込み、その他の変異株の割合が増えつつある。
NHKの取材に対し、東京医科大学の濱田篤郎特任教授は、「(XBB.1.5は)免疫から逃れる性質だけでなく感染力がさらに強まっている可能性が指摘されている。このウイルスの流入でいまの第8波が長引くことも懸念される」と話している。
TBSは17日、「欧米の状況を見ていると、XBB.1.5は日本でも間違いなく広がる」(東京歯科大学市川総合病院の寺嶋毅医師)、「2月には感染者の半数近くになるかも」(国際医療福祉大学・松本哲哉主任教授)という専門家の声を伝えている。