PayPay「インフルエンザ特化保険」で思い出す 「コロナ保険」のその後

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爆発的な感染拡大の末に

   第一生命の子会社「第一スマート少額短期保険」が21年4月に販売開始した「コロナminiサポほけん」も、ツイッター上で話題となった。当初の保険料は3か月・890円で、新型コロナウイルス感染症や、エボラ出血熱など1~3類の感染症にかかったと医師に診断された場合、「特定感染症一時金」として10万円が支払われた。

   公式サイトによれば22年7月11日、新型コロナ感染症の「これまでの感染状況を踏まえ」販売を停止した。23年1月12日現在も、停止されたままだ。

   少額の短期保険を提供しているjustInCase(東京都中央区)の「コロナ助け合い保険」は、2020年5月に取り扱いを開始した。新型コロナ感染を含め、ケガや病気で1泊入院した場合に10万円が給付される保険だ。毎月の保険料は「510円から」だった。しかし22年3月31日、販売がストップした。

    22年4月1日付の発表によると、「オミクロン株の爆発的な感染拡大によりご契約件数が急増するとともに、保険金請求も短期間のうちに予想を遥かに上回る額となったことが背景」だ。

   関東財務局の22年6月27日の発表によれば、justInCaseは保障内容の維持が困難となったことを理由に、同年4月6日から「コロナ助け合い保険」で支払われる保険金額を10分の1に減額する旨を公表。関東財務局は経営管理態勢の改善などを求めて同社に業務改善命令を出した。23年1月12日現在に公式サイトにアクセスしたところ、「コロナ助け合い保険」は申し込み受付を停止している。

   記者が調べた限り、1月12日現在、こうした少額で加入できる新型コロナ特化型保険商品で現在も新規受け付けを開始しているものは見つからなかった。

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