「コインスター」日本から撤退 「2025年に4000台設置」目指していたが

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   米国発の硬貨両替サービス「コインスター」が、日本市場から撤退する。国内で米コインスター社の業務代理店をしている「アーキスカイ」(東京都台東区)が2023年1月6日までに発表した。

   コインスターでは、スーパーマーケットなどに青色の機械を設置。これに硬貨を投入すると、設置店で商品や紙幣と交換できる「引換券」がもらえるサービスを提供していた。日本では18年7月から導入を開始していた。

  • コインスターの実機イメージ (コインスター社の2018年7月27日付リリースから)
    コインスターの実機イメージ (コインスター社の2018年7月27日付リリースから)
  • コインスターの実機イメージ (コインスター社の2018年7月27日付リリースから)

「22年5月までに約270台」展開していたが

   アーキスカイ公式サイト上の発表によると、「諸般の事情により日本市場より撤退することが決定」した。22年12月31日をもって、全サービスを「一旦終了」。一方、米国や英国、EU(欧州連合)各国ではサービスを継続する。同サイトによれば、25年には日本国内で4000台の設置を目標としていた。

   コインスター社の日本語版公式サイトによると、同社は米国で1991年に設立され、92年に最初の両替用マシンを設置。以降はカナダや英国、欧州に事業を拡大していった。

   同社の22年5月17日付発表によると、日本では同日までに約270台を導入。この時には、手軽に硬貨を交換できる利便性などが評価され、利用者数や利用額が急速に伸びている、と説明していた。22年の年初と比較して、「6~8割の利用の伸長」を記録したという。

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