ルイ・ヴィトン広告が日経新聞を包み込む 高いアート性、転売されるケースも

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

メルカリで300~450円

   ルイ・ヴィトンは今、世界で最も好業績のブランドとして知られている。22年8月9日の日経新聞は、こう紹介している。

「高級ブランド世界最大手、仏LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンの業績が好調だ。2022年1~6月期は最高益となり、新型コロナウイルスの感染拡大下でも高成長を続けている。服飾からワインまで多様なブランドを擁しながら事業間のバランスを取る複合経営が功を奏している」

   同社は豊富な資金力を背景に、商品そのものの紹介ではなく、自社のブランドイメージを高めるようなインパクトの強い広告に注力している。特に最近は、日本の全国紙での展開が目立つ。日経、朝日のほか、読売新聞にも全面広告を出している。

   同社の新聞広告のクオリティーは高く評価されており、21年度の読売広告大賞では準グランプリを受賞している。

   草間さんとのコラボでもわかるように、アート性が高い作品が多い。今回の広告も含めて一連の全面広告紙面は、そのページだけ切り取られた形で、メルカリに300円から450円ぐらいの価格で出品されている。

   日本の新聞業界は近年、部数の減少に悩んでいる。ルイ・ヴィトンの全面広告が、全国紙の1面や最終面で頻発する背景には、新聞社の厳しい経営事情もありそうだ。

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