箱根駅伝で育英大・新田颯サプライズ爆走 1区リードしながら考えていたのは

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自分の大学をしっかり宣伝

   育英大学は群馬県高崎市に本部を置く私立大学。2018年に創立されたばかり。全国的な知名度は乏しい。サッカーの強豪校として知られる前橋育英高校などを運営する学校法人群馬育英学園が設置者だ。

   新田選手は熊本県出身。中学時代はハンドボールの選手で、陸上競技を本格的に始めたのは高校に入ってからだ。全国大会で活躍することはできなかった。

   しかし、日刊スポーツによると、大学に入ってから1万メートルの自己記録を4分も縮めることが出来たという。

   同紙のインタビューに新田選手は、競技生活はこれで終わり、と答えている。大学卒業後は「群馬トヨタで営業をしながら、休みの日は育英大のサポートをしたい。群馬トヨタは市民ランナーのマラソンに力を入れていて、そういったところのサポートや仕事を任させている。そこをメインにやる予定」と語っている。

   箱根駅伝に出場する大学は、いずれも駅伝の名門校。高校駅伝などで活躍した有力選手をスカウトして戦力アップを図っている。それだけに、大学進学時には、名門大から声がかからなかったという新田選手の活躍は、多くの駅伝ファンにとっても新鮮だった。

   新田選手は、走りながら、自分の大学を「しっかり宣伝してやろう」と思っていたという。その思いは十二分に達成された。来年以降、育英大学に進学を希望する高校生ランナーが増えそうだ。

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