2022年に終売となった製品や閉店になった店、多くは人気を集め、支持を集めていた。閉店理由は新型コロナウイルスの影響や老朽化、契約満了など、さまざまだ。
2022年に終売、または閉店した店についての記事を集めた。
歴史ある商品に青春の思い出も
■花王の歯磨き粉「ガードハロー」生産終了に 半世紀以上にわたる歴史に幕
花王の歯磨き粉「ガードハロー」が、2022年10月31日をもって生産終了した。ドラッグストアでは100円前後で販売されており、価格帯の安さでも知られる。生産終了後は店頭在庫がなくなり次第、終売。
■「リプトン ミルクティー」終売 新製品「ロイヤルミルクティー」の味は
紅茶飲料「リプトン ミルクティー」が2022年3月で終売となった。「リプトン」ブランドの紙パック飲料やチルド飲料を扱っている森永飲料は3月29日、「リプトン ロイヤルミルクティー」を新発売したが、「リプトン ミルクティー」の愛飲者からは「味が変わった」との指摘がみられる。森永乳業広報IR部に取材した。
老舗も有名店も閉店
■「百果園 新宿店」が消えた 現地は様変わり、新たに入居した店は
東京・JR新宿駅東口の老舗フルーツパーラー 「百果園 新宿店」が完全に閉店した。2022年7月27日時点で、同店があった建物には「新宿 屋台苑」という施設が開店準備を進めていた。ファッションビル「新宿アルタ」のすぐ近く、目を引く位置でマンゴーやパパイヤを販売していた同店は、別の店になった。
■横浜中華街で最古の中国料理店が閉店 明治時代オープン「聘珍樓 横濱本店」
中華の名店「聘珍樓(へいちんろう)」は「聘珍樓 横濱本店」を2022年5月15日で閉店した。創業1884(明治17)年で、現存する日本最古の中華料理店。本店は日本最大の中華街「横浜中華街」の「中華街大通り」に面している。その後、同店を経営している法人が、2022年6月2日に破産開始決定を受けた。企業信用調査を行う「東京商工リサーチ」が同日、発表した。
■イチローが通った中華料理店も 有楽町「東京交通会館」で閉店相次ぐ
東京交通会館(東京都千代田区)にある中華料理店「交通飯店」が、2022年3月31日で閉店。プロ野球、米大リーグで活躍したイチローさんも愛する店として有名だった。有楽町駅前にある東京交通会館は、1963(昭和38)年完成の複合ビルだ。60年近くの歴史を持つが近年、館内の商業施設の閉店が相次いでいる。
■ムーミン「カフェ」「スタンド」閉店相次ぐ 今年だけで7店舗フィンランドの人気作「ムーミン」シリーズをモチーフにした「ムーミンカフェ」と「ムーミンスタンド」が、2022年9月9日に3店舗を閉店。今年に入ってからの閉店は合計7店舗だ。記事掲載後の10月22日、運営のベネリックは「ムーミンカフェ」「ムーミンスタンド」「MOOMIN SHOP」をライセンス契約満了により、2023年2月で事業終了すると発表した。