主役が替わって感染拡大の恐れ
NHKによると、米国では現在、「BQ.1.1」が35.7%、「BQ.1」が27.4%で、「BQ.1」系統が6割余りを占めるようになっている。欧州でも同じ傾向だという。
また、中国では、「BA.5」に変異が加わり、免疫の攻撃をすり抜けやすいとされる「BF.7」が拡大しているという。
各国の傾向として、「BA.5」などから変異・派生したウイルスに感染の主役が変わりつつあることがうかがえる。日本ではまだ「BA.5」が7割近くを占めているので、今後、さらに変異したウイルスに流行の主役が移った場合、感染も拡大する恐れがありそうだ。
NHKによると、新たな変異ウイルスに対してはワクチンの効果は下がるとの報告が各国で出ている。しかし、重症化を抑える可能性や後遺症のリスクを下げる可能性は、引き続き示されているという。