「品薄のゲーム機」と耳にしたら、「プレイステーション(PS)5」を思い浮かべる人は多いのではないだろうか。
発売から2年目の2022年、PS5をめぐってはメーカーやゲームファンの間でさまざまな動きがあった。
買えなさすぎてむしろ需要減?
■PS5に新たな転売対策 ソニーから「開封済シール」TSUTAYAとゲオが活用ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は2022年3月までに、PS5取扱店へ向け「開封済シール」の配布を開始した。「開封済」のフレーズが繰り返し印刷されたシールで、PS5の箱に貼ると、剥がすのが難しい。これは、転売対策の手段として活用されている。
■PS5転売もうなんでもあり 「包装袋に×」「開封済シール」も関係ねえ
開封済シールのほか、店舗によっては販売時に箱にペンで何か文字を記入する、包装袋に「×」印を記入するといった対策がとられるようになった。転売する上での商品価値を下げるためだろう。ところが、メルカリではお構いなしとばかりにこうした対策を施されたPS5が出品され続けている。
■「PS5」ソニー決算説明会で質問続出 品薄どころか需要減の意外な可能性
ソニーグループは、2022年度の決算説明会を5月10日に実施。参加者からはPS5について「品不足はこれから解消に向かうとみているのか」との質問が飛び出した。会見を視聴していたアナリストに今後の見解を取材すると、PS5があまりに手に入らないために、むしろ需要が下がる可能性があると指摘した。