2022年に誕生した「VR記者カスマル」をご存じだろうか。メタバース(仮想空間)の魅力を調査し、発信するために生まれた「VR(仮想現実)記者」だ。
メタバース初心者でも、好奇心は人一倍。そんなカスマルによる取材の軌跡を振り返る。
VR記者カスマル誕生 向かった取材先は
■「VR酔い」なんとかしたい ガム、氷、酔い止め...最も効きそうだったのは
カスマルの活動はまず「VR酔い」の克服から始まった。初心者がヘッドセットを着用しVR空間に入ると、たびたび「ゲーム酔い」のようなメカニズムで強烈な酔いに襲われる。記事時点でVR歴1か月に満たないカスマルもそれは同じで、取材以前の段階だった。そこでインターネット上にあった、「酔いを抑える方法」を端から試した。
■メタバースに突如「ビッグカツ工場」 見学ツアーにVRクリエイター集結
スグル食品(広島県呉市)グループのスナック菓子「ビッグカツ」。その生産工場を再現した「バーチャルビッグカツ工場」が、メタバース空間に出現した。ここを取材することにしたが、まだまだVRに不慣れで、1人では不安なカスマル。友人でバーチャルアイドルの草羽エルさんをはじめとして、VRクリエイターらを誘い「ツアー」形式で取材に向かった。
「Hack2」結成、「Vket」「Cluster」駆けめぐる
■「バーチャルマーケット」でビームスVRショップ公開取材 Tシャツ試着して
8月には世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット2022 Summer」(Vket)が開催された。草羽エルさんとメタバースの魅力を発掘するユニット「メタバース調査隊Hack2」を組んだカスマルは、Vket出展企業を来訪。セレクトショップ「BEAMS(ビームス)」のブースにて「公開取材」を行なった。
■メタバース調査隊Hack2「ClusterGAMEJAM」ブース オリジナル3Dアイテム買える
メタバース調査隊Hack2は、メタバースプラットフォーム「Cluster」で開催されたイベント「ClusterGAMEJAM 2022 in AUTUMN」にゴールドスポンサーとして参画。イベント特設ワールドには、Hack2のスポンサーブースが設置。そこでは、Hack2をイメージし、エルさんが制作した特別な3Dアイテムも用意した。
■ヤマハ「VRスタジオ」3D楽器がエモい Vketブースで初音ミクと写真撮ろう
カスマルとエルさんは、12月開催の「Vket 2022 Winter」でもHack2として取材を実施。今回は、Vket初参加の企業に出展理由を聞いてまわった。ヤマハは、旗艦店・ヤマハ銀座店(東京都中央区)をモチーフにしたブースを出展。アーティストやVRユーザーをつなげる企画を実施した。