「PS5」買取価格が定価割れも ネット業者の相場下落は品薄解消のサインか

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   ゲーム機「プレイステーション(PS)5」。その需要を測るひとつの指針に、「買取価格」がある。インターネット上でゲームの買い取りをしている業者が提示する買取価格だ。これまで、定価を数万円上回る額を提示する業者が複数存在してきた。

   PS5の需要がピークを過ぎたのか、近ごろこうした業者の買取価格が下落している。場合によっては、「定価割れ」となるケースもあるのだ。

  • プレイステーション5の買取価格が下がっている
    プレイステーション5の買取価格が下がっている
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転売対策がされていると

   PS5の通常価格は、2022年9月15日の値上げ以降、ディスクドライブを搭載した通常版で6万478円(税込、以下同)、デジタルエディションは4万9478円と設定されている。

   12月22日に、買取業者のウェブサイトを閲覧した。

   業者Aでは、PS5通常版に6万3000円、デジタルエディションで5万4000円を買取価格として提示している。定価から数千円の上乗せに留まっているのだ。

   過去のウェブサイトを閲覧できるサービス「ウェイバックマシン」によると、この業者は10月3日時点では通常版に9万円、デジタルエディションに7万5000円を提示していた。

   加えて12月22日現在、買取時の注意事項として次のような説明をしている。「(PS5の)箱や内容物にペン等で何かしら記載のあるもの、内容物の袋がないもの、店舗の印鑑が押されているもの。いずれか、もしくはすべてに該当する場合」は、買取額が3000円安くなる、というのだ。

   家電量販店など複数のPS5取扱店は、転売対策として販売時に箱に何かを記入する、あるいは簡単にははがせない「開封済シール」を張り付ける、といった対策をとってきた。

   業者Aにこうした対策が施されたPS5を売却する場合、通常版だと買取額が6万円になるのだ。正規価格の6万478円を下回っており、「定価割れ」ということになる。

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