東京・歌舞伎町の映画館「TOHOシネマズ新宿」(新宿東宝ビル)付近の路地は、「トー横」と呼ばれることがある。そんなトー横エリアに位置する「シネシティ広場(旧コマ劇場前広場)」が近ごろ柵で囲まれ、「封鎖」されたとツイッター上で話題になった。
この広場には夜になると若者が集まり、飲み会や喫煙をする光景が頻繁に広がることで知られる。実際にはこの広場を会場として期間限定でカフェが出店するイベントが開催されており、完全に封鎖されたわけではない。
キッチンカーが出店して
2022年12月16日から17日にかけて、ツイッターやインターネット掲示板上では、シネシティ広場が緑色の柵で囲まれている写真がユーザーにより投稿された。これに対し、「トー横封鎖されたの」「トー横閉鎖したんか?」といった反応が相次いだ。警察や新宿区により「シネシティ広場」が封鎖された、とする見方だ。
J-CASTトレンド記者は、12月19日昼ごろにシネシティ広場を訪れた。確かに樹脂製で緑色をした柵により広場全体が囲まれてはいる。ただ、3か所ほど開放されている部分があり、出入り可能だ。
TOHOシネマズ側の柵には、告知用紙が貼られている。それによると、12月17日から27日まで「KABUKICHOほっとカフェ」というイベントを実施しているのだという。営業時間は、各日11時~21時だ。
期間中にはキッチンカーが広場内に出店し、ホットコーヒーや焼き芋などを販売。「あったかいフード・ドリンクを片手にイルミネーションをお楽しみください」と記載されている。
19日には焼き芋専門店「パタタベイス」のキッチンカーが出店し、焼き芋やケーキを提供していた。また広場をTOHOシネマズ側から奥に進むと、小屋が建てられている。前後は透明なガラスで覆われており、内部には飲食用なのかテーブルやいすが設置されていた。
先述の用紙によると、「KABUKICHOほっとカフェ」の主催は「一般社団法人歌舞伎町タウン・マネージメント」。後援は「新宿区」とある。歌舞伎町タウン・マネージメント公式サイトによると、同団体は歌舞伎町のイメージアップを行い、「来街のきっかけづくり」に取り組んでいるという。