首都圏では、年越しのお参りやイベントで帰りの「足」を心配する声が上がっている。東京メトロは、2022年大みそかから元日にかけての終夜運転や、終電の繰り下げ運転を実施しない。都営地下鉄も同様だ。
年越しの大型イベントには、東京ドームで行われるジャニーズのカウントダウンコンサートがある。ファンにとって、鉄道の終夜運転取りやめは一大事!?
申し込むか迷うファンも
大みそか、首都圏の鉄道では地下鉄ほか、小田急電鉄や京急電鉄なども終夜運転をせず、土・日・休日用のダイヤで運転するという。一方、JR東日本と京成電鉄では、大みそかの夜から元日早朝も運行する。ただしJR東は、山手線、京浜東北・根岸線、中央線快速電車、中央・総武線各駅停車、横須賀線、青梅線、総武本線・成田線の7路線に限られる。
そのため東京23区内の一部や多摩地域、埼玉県の一部方面に住む人にとっては、都心の夜のイベントに参加して帰宅するなら、終電がなくなる前しかない。もしくは、宿泊場所を確保する必要が出てくる。
さて、「ジャニーズ カウントダウン 2022-2023」の会場となる東京ドーム。最寄り駅は、JR水道橋駅、都営地下鉄三田線水道橋駅、東京メトロ丸の内線・南北線の後楽園駅、都営地下鉄大江戸線・三田線の春日駅とある。カウントダウンコンサートは例年23時に開始、深夜1時前に終わるそうだが、今回も同様だとしたら、コンサート終了後も動いている鉄道路線はJRのみになる。
コンサートは人気で、応募したとしても抽選で当たるとは限らない。ただ交通の心配からかツイッター上では、「当たっても、終電なくて帰れない」「ホテル泊まるしかなさそう」と、ファンの複雑な思いが垣間見られる。「申し込み迷う」という声さえあった。