こんにちは!テテマーチ社のマーケティング研究室、「lookey(ルーキー)」でZ世代に特化した研究をしている、川又潤子です。
Z世代のメンバーが揃う「lookey」が、「チルな過ごし方」についてご紹介する本連載。前回は「チル散歩」を取り上げました。第三弾は「ホカンス」を、インターン生の牛窪航太郎(21)が紹介します!
ホテルで「Netflix」観たいワケ
「ホカンス」は、「ホテル」と「バカンス」を組み合わせた、韓国生まれの造語です。ホテル内でゆっくり過ごす、といった意味合いで使われます。
第二弾の「チル散歩」と同じように、コロナ禍での生活様式の変化から注目されている、チルな過ごし方なのでしょうか。
牛窪:コロナ禍でホテルに宿泊するような遠方の旅行は控えていましたが、それでもホテルでリラックスして過ごす非日常感を味わいたくて、ホカンスを楽しむようになりました。
川又:どのくらいホカンスに行った経験があるの?
牛窪:ここ2、3年で6回行きました。湘南と東京駅近く、あと下町のホテルも利用しました!個人的に都心からちょっと外れているホテルの方が人や車通りがなく、静かで落ち着いていてチルできると思っています。
お気に入りは、上野恩賜公園が近い「HOTEL GRAPHY 根津」。夜に公園でチルな散歩をしたり、時間を使って非日常な体験を贅沢にできたりしたことが理由だそうです。
川又:ホカンスでは具体的にどういう過ごし方をするの?
牛窪:ホテル近くのおいしいお店の料理をテイクアウトしてNetflixを見たり、サウナ付きのホテルならサウナにも入ったりします。
牛窪がホカンスに求める必須条件は「Netflixなどの動画サービスを見られること」。実家暮らしで、友人と一緒に同じ映像作品を見る体験がなかなか出来ないため、少し値が張ってもスクリーンがあるところを探して行くと言います。
ホカンスに期待する「チル」とは、必ずしも「映え」ではないようです。お酒を飲んでゆっくりNetflixを見るなど、過ごす時間をとにかく贅沢に使うことを、魅力だと捉えている様子がうかがえます。