東京・秋葉原ではここ最近、長年親しまれた店の閉店が続いている。そんな中、ファミリーレストラン「ジョナサン」が、この地に新しい店をオープンする。秋葉原には2020年末までジョナサンが営業していたため、「復活」と言えよう。
運営会社・すかいらーくホールディングスに取材し、詳しく聞いた。
「ポストコロナにおける需要の回復」も理由
秋葉原では、漫画・同人誌ショップ「とらのあな」が2022年8月31日に閉店。これに伴い、創業の地である秋葉原から撤退となった。また、赤いビルが目をひいたアミューズメント施設「GiGO秋葉原4号館」も9月25日に終業した。
駅前の風景が、もの寂しくなってきているなかでのジョナサンの新規開店は、町にとってはうれしいニュースだろう。JR秋葉原駅(千代田区)の電気街南口を出てすぐにある「JR東日本ホテルメッツ 秋葉原」2階に、「ジョナサン秋葉原駅前店」が2023年2月7日、営業を始めるという。
すかいらーくホールディングス広報に確認したところ、駅近辺には過去にもジョナサンの店舗があったが、2020年12月に閉店している。
すかいらーくグループでは2022年8月12日、不採算店舗約100店舗を閉店すると発表した。一方で、「新しいマーケットが生まれている立地」があると、23年度に50店舗の新規出店を予定しているとも明らかにしている。
秋葉原での新店も、その一環だそう。「ポストコロナにおける需要の回復と、駅前立地の新しいマーケットの開拓を目的」と、すかいらーくホールディングス広報は出店理由を説明した。