堂安、浅野、田中、前田 あなたが選ぶカタールW杯「日本のベストゴール」

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   FIFAワールドカップカタール2022カタール大会(W杯)の決勝トーナメント1回戦。日本はクロアチアに先制点を奪いつつも、PK戦の末に敗れた。

   悲願のW杯ベスト8進出は逃したが、森保一監督率いる日本代表は今大会で強豪国を相手に全5得点をマーク。ひとつひとつのゴールシーンに、列島が沸いた。今回のW杯、最もあなたの印象に強く残ったベストゴールはどれだろうか。

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  • 決勝トーナメント1回戦でクロアチアと対戦した日本代表 (写真:L’EQUIPE/アフロ)
    決勝トーナメント1回戦でクロアチアと対戦した日本代表 (写真:L’EQUIPE/アフロ)
  • 決勝トーナメント1回戦でクロアチアと対戦した日本代表 (写真:L’EQUIPE/アフロ)

ドイツ相手に「ワールドクラス」なプレー

   ドイツとスペインという優勝経験国と同組になり、「死の組」と呼ばれたグループリーグE組の初戦。ドイツに対し、日本代表は2得点を記録した。

   前評判通りドイツは高いボール支配率を見せつけ、日本は前半にPKで先制点を許した。状況が動いたのは0-1で迎えた後半30分ごろだ。

   MF三笘薫選手が左サイドから切り込み、パスを受け取ったゴールエリア内左側のMF南野拓実選手がシュート。これをドイツのGKマヌエル・ノイアー選手が弾くと、こぼれ球にMF堂安律選手が合わせ、ゴールネットを揺らした。

   窮地を救う同点ゴールに、「ABEMA」で解説をしていた元日本代表の本田圭佑選手は「これまだあるぞ」と声を弾ませた。

   そして次に日本サポーターから歓喜の声が上がったのは、同じくドイツ戦の後半38分ごろだ。DF板倉滉選手のフリーキックによるロングパスを捉えたFW浅野拓磨選手は、右足で繊細にトラップしつつ急加速。

   ドイツDFニコ・シュロッターベック選手が体を寄せてブロックするも、浅野選手はバランスを崩すことなくペナルティーエリア右側に侵入し、角度のない位置からGKノイアーの左肩上を抜ける逆転弾をマークした。

 

   技術力とスピードのそろった一連のゴールに、ツイッター上では「トラップもシュートもワールドクラスすぎる」「スーパーゴール」といった反応が。そのまま逃げ切った日本代表は、W杯を白星発進とした。

またも同点ゴール決めた

   コスタリカに敗戦した後のE組最終戦、スペインとの試合でも、日本は2得点をマークしている。前半11分で先制を許し、日本は再び1点ビハインドで後半に突入したが、流れを変えたのはまたしても、後半開始時から投入された堂安選手。

   後半3分ごろ右サイドで相手DFに激しいプレスをかけてMF伊東純也選手が奪ったこぼれ球を、堂安選手がトラップ。エリア外から左足を振り抜き、強烈なミドルシュートをゴールネットに突き刺した。

   ドイツ戦に続く、再びの同点弾。試合後のインタビューで、堂安選手は「あそこは俺のコースなので。あそこで(ボールを)持てば絶対撃ってやると決めていた」と振り返った。

   次の大きな動きは後半5分。ペナルティーエリア内右側から堂安選手が蹴りこんだボールは相手選手とGKの間を抜け、そのまま左側のゴールラインへ。

   この機を逃すまいと走り込んだ三笘選手はラインギリギリでボールをすくい、ゴール前中央に絶妙なクロスを上げた。この球に、三笘選手と同じ小学校、同じクラブチーム出身だったMF田中碧選手が右膝を合わせ、逆転ゴールとした。

   そのまま強豪相手に再び2-1で勝利。試合終了後、三笘選手と田中選手はピッチの上で倒れながら互いを抱きしめ、喜びを分かち合った。執念の逆転アシストとゴールや、「幼なじみコンビ」である2人の関係性に、ツイッター上では「ホントに漫画みたい」「なんてドラマチック」との反応が相次いだ。

   そして決勝トーナメント初戦、クロアチアとの対戦。2018年のW杯準優勝国に先制点を奪ったのは、グループリーグ初戦から惜しみなくスプリントを繰り返しチームを支えてきたFW前田大然選手だ。

   前半43分ごろ、堂安選手が右サイドからエリア内に上げたクロス。競り合いでこぼれてきたボールを、しっかりと前田選手が左足で押し込んだ。日本は1点リードを奪った状態で後半を迎えることができた。

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