三笘薫のリズム作った谷口彰悟
ドイツ戦、コスタリカ戦と続いた4バックのスタートではなく、3バックへの変更。それに伴い、W杯初出場で初先発となる谷口彰悟の抜擢。後半開始直後、谷口から三笘薫への2本のパスは、三笘のリズム作りに寄与しただろう。
コスタリカ戦ではなかなか生きなかった堂安律や吉田麻也にも、変わらぬ信頼を与えた。本連載を読み返せば見えてくる、たとえば「ラージグループ重視」など「ぶれない」森保監督は、この窮地でも動じなかった。
次は、日本史上初となるベスト8進出を賭けたクロアチア戦。ロシアW杯、東京五輪で変えられなかった歴史を塗り替えられるか。森保監督が、その2大会での経験を武器に挑戦する。(選手敬称略)
(石井紘人 @ targma_fbrj)