食事に集中して
生活リズムは、私たちの精神的安定に大きな影響を与えています。2017年に慶應義塾大学医学部の入江潤一郎教授らが発表した論文によると、マウスに対して同じエネルギー量の食事を自由に摂取させる場合と時間を制限する場合とでは、エネルギー代謝の効率が、時間を制限する方が上がることがわかっています。これは、摂食が内臓の生体リズムを作り出す引き金になっており、摂食が生活リズムへ影響しているということです。忙しいと、つい食事を疎かにしがちでますが、それがストレスをより強くしているかもしれません。
食事の時間を確保すること。そして、その時は目の前の食事に集中しましょう。また、「早食い」は厳禁。消化不良や胃もたれを引き起こして、結局仕事に集中できずに効率が低下します。よくかんで、ゆっくり食べることが大切です。
(文・イラスト:長瀬みなみ ウンログ株式会社)