妊婦としてプロレスと向き合う 出産後はママアスリート?それとも...

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   読者のみなさんにご報告です。

   この度、赤ちゃんを授かりました! 現在安定期に入り、来春に出産予定です。

   性別は女の子!

   3月に結婚して、5月4日の試合から寿休業に入った理由は、子どもが欲しいと思ったからです。ただ、授かり物なので、その理由を公表する勇気がなかったのも事実でした。でも運良く7月に妊娠が判明し、順調にここまで過ごすことができました。

   今月は、私の妊娠生活とプロレスの向き合い方についてお話しします。

  • 母子手帳とマタニティマークをもらい、妊娠を実感
    母子手帳とマタニティマークをもらい、妊娠を実感
  • 戌の日に安産祈願に行きました
    戌の日に安産祈願に行きました
  • 大阪のファンの女の子から、素敵なプレゼントを頂きました。ありがとう!
    大阪のファンの女の子から、素敵なプレゼントを頂きました。ありがとう!
  • 4Dエコー。赤ちゃんの顔がハッキリしてきた!
    4Dエコー。赤ちゃんの顔がハッキリしてきた!
  • 真ん中が紫雷美央さん、右が大畠美咲さん。「クローズ」全員ママですね
    真ん中が紫雷美央さん、右が大畠美咲さん。「クローズ」全員ママですね
  • 藤本家まで遊びに来てくれました
    藤本家まで遊びに来てくれました
  • 私より私を知ってる千春さん(右)
    私より私を知ってる千春さん(右)
  • 母子手帳とマタニティマークをもらい、妊娠を実感
  • 戌の日に安産祈願に行きました
  • 大阪のファンの女の子から、素敵なプレゼントを頂きました。ありがとう!
  • 4Dエコー。赤ちゃんの顔がハッキリしてきた!
  • 真ん中が紫雷美央さん、右が大畠美咲さん。「クローズ」全員ママですね
  • 藤本家まで遊びに来てくれました
  • 私より私を知ってる千春さん(右)

赤ちゃんがドロップキック

   自分の定期的な行動で良かったのは、試合前にニンニク注射を打っている内科の病院に11年通っていたことです。その病院は産婦人科も併設しているため、内科での受診と同時に子宮頚がんやAMH検査(卵子の残りの数を調べる検査)をしたりと、20代の頃から自分の体と向き合う機会が多々ありました。

   それでも妊婦になるまで、妊娠周期の数え方も分からなかったし、期間は「十月十日(とつきとおか)」というけど、妊婦の1か月は4週間だから実際は40週(9か月ちょっと)だったことも知らなかった。

   妊娠が分かった当初は、赤ちゃんの大きさは2.4ミリでオレンジの種くらい!小さい! それが今や30センチほどのトウモロコシくらいの大きさだから、驚き。公表した途端、「もういいよね」って言わんばかりにどんどんお腹が大きくなりました。胎動もかなり激しく感じています。

   試合でお腹を蹴られることはあれど、内側から蹴られたのは初めての経験。お腹の中でドロップキックされてる感覚!

   運良くつわりも軽い方で、大会も休まず行けました。

   所属選手たちには早めに伝えていたのですが、みんな気を使ってくれて、「重いものは持っちゃダメ」など、その優しさに泣けました。みんな、ありがとね(涙)。

メキシコでは40代が全盛期

弓李先輩ママ(左)。最新情報を教えてもらってます
弓李先輩ママ(左)。最新情報を教えてもらってます

   私の周りには先輩ママがたくさんいるので、アドバイスを聞いています。アイスリボンだけでも、千春さん、星ハム子さん、牛木さん、弓李(きゅうり)、キクさん、紫雷美央さん。

   最近だと、弓李が出産後プロレス復帰しました。最新情報やオススメアプリなどを教えてもらったり、ほんと心強いです。

   元女子プロレスラーで2児のママの大畠美咲さんと、アイスリボンレフェリーで現在育児休暇中で3児のママ、紫雷美央さんも、藤本家に遊びにきてくれました。生まれた時に必要なものを頂いたり、経験談を教えてくれたり。葉酸サプリメントの大切さを教えてくれたのも大畠さんだったなぁ。

   不安もたくさんあるけど、周りに恵まれて妊婦生活を楽しんでます。両親学級にも行ってきました!

   アスリートの妊娠は、その後のキャリアに影響します。プロレスでも結婚を機に辞める人がいれば、出産したあと現役を続ける先輩方もいます。

   会場に自分の子を連れてきて試合ができる環境をつくるのは、簡単ではありません。団体や他の選手の協力がないと出来ません。それを実行できるパワーは、本当に尊敬します。

   1年前にメキシコのグランプリックスに出場した際、海外にはママアスリートが多くいることを初めて知りました。

「あなたはまだ30代だから、全盛期はこれからね」

と言われ、衝撃。私の中には、結婚や出産を期に引退しようという考えもありましたが、180度価値観が変わり、ママアスリートとしての道を残しておきたいとなりました。

   先輩方が先に道を作ってくださったので、悩みを相談出来る。妊娠・出産を機に、仕事から離れる選択肢だけではなく、どのような工夫をすれば続けていけるのか、続けるにはどのようなサポートが必要か、そういう部分を話し合いながら進めていけたらなと思ってます。妊娠・出産期の女性アスリート支援プログラムや相談窓口も、あるみたいですよ。

   ただ、今は母子ともに健康で、無事出産できるのを祈るばかり。来年から産休育休に入るため、会場には行けませんが、いい報告ができるように頑張ってきます。

   今年も残り1か月。1日1日を大切に過ごしていきたいと思います。

藤本つかさhttps://twitter.com/tsukka0730
女子プロレスアイスリボン所属(https://iceribbon.com/
宮城県利府町出身。利府町観光大使。
東北福祉大学卒業後、広告代理店に就職。上京後、芸能事務所にスカウトされる。プロレスを題材とした映画「スリーカウント」出演のため、2008年プロレス団体アイスリボンの練習に参加したところからプロレスラー人生が始まる。
2015年アイスリボン取締役選手代表就任。18年には東京スポーツ新聞社制定女子プロレス大賞受賞。21年8月23日デビュー13周年を迎える。

【アイスリボン公式YouTube】
https://youtube.com/user/iceribbon
【藤本つかさ公式YouTube】
https://youtube.com/channel/UC_V0vfhOMxE9bCVvxjJ9JBw

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