ニッチなところにも対応
カメラの機能として、「馬」に対応をするのは珍しいのではないか。キヤノン広報に聞くと、「被写体認識性能の向上は、弊社に限らず、業界として最近の潮流のひとつだと思います」と言う。
「以前までは、人が操作してピントを合わせていました。しかし、昨今のカメラは人がピントを合わせたい部分(主被写体)を、カメラ側が自動で認識して合わせる『トラッキング機能』が進化してきています」
この進化により、撮影技術がないと難しかった動物や乗り物などの動く被写体を、初心者でもシャッターを押すだけで撮れるようになってきたという。
「(ディープラーニングにより)カメラの賢さが増すことで、よりニッチなところにも認識の度合いが上がってきているということだと思います」とした。