「一眼カメラで動物撮影」ペット以外にも キヤノン「動物優先」機能に「馬」追加

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   キヤノンのミラーレス一眼カメラ「EOS R6 Mark II」。フルサイズセンサーを搭載し、2022年12月中旬に発売される。被写体検出性能とトラッキング機能が進化したのだが、検出できる被写体として、「動物優先」に「馬(ウマ)」が追加された。

   犬(イヌ)や猫(ネコ)など身近な動物と比べて、馬を撮影するシーンはそれほどなさそうにも思えるが......。新しく追加した狙いについて、キヤノン広報部に取材した。

  • 「EOS R6 Mark II」リリースより
    「EOS R6 Mark II」リリースより
  • 「EOS R6 Mark II」リリースより

「目の向き」がポイント

   広報部によると、「海外では馬術競技が盛んで、その需要に応えるため」と説明した。

   これまでに動物優先では「鳥(トリ)」、「猫」、「犬」とあった。これらはそれぞれに形状が異なっていても、個別で被写体検出(トラッキング)機能のAI学習をしていたため瞳の位置や全体の形状から、被写体として認識するようになっていた。一方で馬は、これらの動物と比べて体のサイズや顔の形状、瞳の位置が大きく異なり、被写体として認識しづらかったという。

   しかし、前モデル「EOS R6」時代から、あらゆる動物の画像を事前にディープラーニング(深層学習)で認識させて、撮影時に「動物」として捉えるようにしてきた。EOS R6で犬・猫・鳥に対応。そして今回の新モデルでは、馬について、

「機能として明記できるレベルで対応するようになりました。厳密に馬でなくともアルパカや、馬に似ているような動物でも、ピントが合うことはあるかと思います」

   実際に、明記した以外にも「動物」と認識し、ピントが合うこともあるという。

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