こんにちは!テテマーチ社のマーケティング研究室、「lookey(ルーキー)」でZ世代に特化した研究をしている、川又潤子です。
今回は、 Z世代がハマる「チルな過ごし方」についてご紹介します。
アロマじゃなく「お香」がいいんです
「チル」とは、英語のスラングで「chill out」(冷静になる)が語源になっていると言われ、日本では「リラックスする」「まったりする」といった意味合いで、Z世代を中心に使われています。
どのようなチルな過ごし方をしているのか、lookeyメンバーたちに聞きました。トップバッターは、武井捺(20)。
武井:私が紹介するのは「お香」です。
空間を良い香りに包み込む、お香。おうち時間をまったり、リラックスして過ごす際に必要なアイテムだと言います。
武井:友人と自宅で飲む時や旅行先、1人で家にいてリラックスしたい時に日常的に使うことが多く、その様子をインスタグラムのストーリーズに投稿して楽しんでいます。
「ストーリーズ」とは、画像や動画をスライドショーのような形で投稿できる機能です。削除しない限り残る「フィード」投稿と違い、24時間で自動的に消える特徴があります。
川又:どうして、お香をインスタグラムのストーリーズに投稿するんですか?しかも投稿ならフィードでも良い気がするのですが、なぜでしょうか?
武井:日頃からインスタグラムには日常やライフスタイルを投稿しており、「お香」もその一つです。フィードに投稿しない理由は、毎日使っているものだからです。例えば、「毎日使うスキンケアを毎回投稿しない」のと同じ感覚です!
香りを楽しめるといえば、「アロマ」もありますね。市販のアロマとお香とは、どういった違いがあると感じているのでしょうか?
武井:個人的にお香は、アロマと比べると香りがやわらかく、徐々に部屋中に広がる感じがあります。視覚的にも、ゆらゆらと見える煙でリラックスできます
焚火の映像を見たり、自然音を検索して聞きながら寝たり......といった、五感を刺激するコンテンツはlookeyのインターン生でも楽しむ人が多く、人気があります。お香は、嗅覚と視覚に訴えかけますね。
また、アロマと比較すると、お香の方が単価が安く買いやすい傾向にある点も、Z世代から注目されている理由であると思われます。
普段はどういうブランドの「お香」を買っているのでしょうか?
武井:Kuumbaというブランドを買っています。セレクトショップや古着屋によく置かれていて、お香の中でもかなり有名です!
川又:どうしてこのブランドを選んだのか、理由はありますか?
武井:知人が代々木八幡にあるKuumbaの店舗で店長をしているから......という事情もあるのですが、ずばり「おしゃれな人がよく使っているイメージがある」ためです!周辺のカフェに行った帰りに、Kuumbaの店舗に寄ってお香を買う、という一連の流れがわたしにとっての「チル」な生活です。
さて、次はZ世代が集うlookey内でムーブメントになっている「#チル散歩」をご紹介します! お楽しみに。