「波」の「定義は決まっていない」
このほか、現状は「第8波の入り口」との見方もある。NHKによると17日、東京都で新型コロナのモニタリング会議が開かれた。都内で新型コロナの新規感染者数が増えていることなどから、専門家は「第8波の入り口にさしかかっている」として、感染状況の警戒レベルを1段引き上げた、という。
「第8波になる可能性がある」「第8波が始まった」「第8波の入り口にさしかかっている」と、関係者の間でも判断が分かれる。なぜだろうか。
FNNプライムオンラインは16日、感染流行の「波」について「定義は決まっていない」という日本医師会の釜萢敏常任理事の解説を紹介している。
同理事によると、過去の流行期では、感染者数が最も下がり、その後、再び増え始めると、「新たな波と捉える場合が多い」。今年10月11日の感染者数が少なく、そこから、継続して増え続けている現状を受けて、現在は「新たな波(第8波)と捉えるのが適切だろう」という。