「ゴールデンカムイ」作者のデビュー漫画「復活」へ 終了後に再開の例ほかにも

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   人気漫画「ゴールデンカムイ」の作者・野田サトルさんの新作が、2023年春に連載開始される、と北海道新聞が2022年11月10日付で報じた。

   新連載は苫小牧を舞台にしたアイスホッケーで、デビュー作「スピナマラダ!」の主な設定を引き継ぐという。同作の連載は2011年に開始、12年に一度終了していた。これで「復活」ということになる。実は、誰もが知る有名漫画の中にも連載を一度終了、その後復活を遂げた作品がいくつもある。

  • 連載終了後も媒体変えて続ける漫画も(画像は本編と関係ありません)
    連載終了後も媒体変えて続ける漫画も(画像は本編と関係ありません)
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「シャーマンキング」に「はだしのゲン」

   反戦漫画として不朽の名作になっている「はだしのゲン」(故・中沢啓治さん作)。1973年、「週刊少年ジャンプ」で連載を始めた。しかしその後、1年半で連載を終了することに。

   毎日新聞の2018年3月6日付記事では「はだしのゲン」の初代担当編集者の山路則隆さんが「打ち切り」について否定し、こう語っている。

「掲載は長野編集長が強く支持しました。1年半は当時では十分長期。当初の編集部の意図は達成されました」

   その後について、ウェブマガジン「和樂web」の2020年5月5日付記事によると以下のように変遷している。雑誌「市民」で終了翌年の1975年に連載を再開し、翌76年に終了。それから約1年後に雑誌「文化評論」で再々スタートし、80年に終了。そして、82年に雑誌「教育評論」で復活、87年にようやく物語の幕を閉じたそうだ。

   アニメもヒットした人気漫画「シャーマンキング」も打ち切りと掲載誌の変更を経験した作品。1998年に「週刊少年ジャンプ」で連載開始。霊と交流できる人間「シャーマン」である少年・麻倉葉が、シャーマンの頂点を決めるシャーマン同士の戦い「シャーマンファイト」に参加し、シャーマンキングになるまでを描いている。

   ORICON NEWSの2020年3月16日の記事によると、2004年に最終回を迎えたが、11年に「ジャンプ改」で復活連載した。しかし、14年に「ジャンプ改」が休刊、同時に作品の連載を終了。しかし、18年4月より「少年マガジンエッジ」で「SHAMAN KING新章-プロローグ-」(編注:「SHAMAN KING THE SUPER STAR」として連載中)の連載が再開された。実に2回の「連載終了」を乗り越えた形となる。

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