東京国立博物館「国宝展」で転売ヤー暗躍 営利目的でのチケット転売「固く禁止」

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   東京国立博物館(東京都台東区)で、創立150年を記念した特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」が開催中だ。来場は事前予約制で、公式サイトで「東京国立博物館正門チケット売り場での販売はございません」と案内している。

   インターネットやコンビニエンスストアで日時指定券を販売しているが、このチケットが高額転売にあっている。同展覧会では、営利目的でのチケット転売を禁止している。

  • 博物館のイベントまで転売の対象に (画像は東京国立博物館)
    博物館のイベントまで転売の対象に (画像は東京国立博物館)
  • 博物館のイベントまで転売の対象に (画像は東京国立博物館)

チケット取引サイトに出品停止、削除要請

   東京国立博物館の150年特設サイトによると、同館は日本で最も長い歴史をもつ博物館。150年の間に蓄積した約12万件の所蔵品の中から、全89件の国宝を含む名品と、長年の関連資料を通して、「東京国立博物館の全貌を紹介」しているという。開催期間は2022年10月18日~12月11日だ。

   チケット料金は「一般」2000円(税込、以下同)。大学生1200円、高校生900円と設定されている(中学生以下は無料)。

   個人がチケットをリセールできるウェブサイト「チケット流通センター」を例にとると、一般チケットは1枚1万円、2枚で1万2000円など、数倍以上の金額を付けられて数百件出品されている。

   ツイッター上ではチケットが買えないとの報告や、「国宝展にまで転売ヤー湧いてんのかよ」「転売横行しすぎ」といった怒りの声が出ている。

   J-CASTトレンドは同展の転売対策について、「国宝 東京国立博物館のすべて」主催に取材した。「一部転売が行われているという事実は認識しております」としたうえで、

「本展では営利目的でのチケットの転売は固く禁止しており、フリマサイトやチケット取引サイトでの出品に対し、出品停止および削除要請を行っております」

と回答した。

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