プロ野球・福岡ソフトバンクホークスと東北楽天ゴールデンイーグルスが、異例のタッグだ。2022年11月下旬から、ソフトバンクの本拠地「福岡PayPayドーム」でキャッシュレス決済サービス「楽天ペイ」を導入。楽天本拠地「楽天生命パーク宮城」では、「PayPay」を使えるようになる。
ソフトバンクグループ傘下の「PayPay」と、楽天グループの「楽天ペイ」が、互いの球場で利用可能になる。両球団が11月17日に発表した。支払いの選択肢が増え、球場に来る人の利便性が高まる。
「支払いに敵も味方も関係ない!」
楽天生命パークでは、11月23日の「ファン感謝祭2022」からPayPayを導入。PayPayドームでは、11月27日の「ファンフェスティバル2022」から楽天ペイが使用可能になる。
「球界全体のキャッシュレス利用促進を牽引して共に盛り上げていきたいという双方の想い」が一致し、今回の取り組みに至ったとのことだ。ソフトバンクホークス公式ツイッターも17日、両サービスの相互導入決定を告知。ツイート文の中で「支払いに敵も味方も関係ない!」と掲げている。
プロ野球観戦で使用可能なキャッシュレス決済サービスは、球場によってまちまちだ。例えば東京ヤクルトスワローズの本拠地・神宮球場。場内を巡回するアルコール販売員(売り子)への支払いにはNTTドコモ「d払い」が使えるが、楽天ペイやPayPayは非対応だ。
横浜DeNAベイスターズの本拠地である横浜スタジアムは、売り子や多くの売店ではPayPayとauPAYに対応している。半面、d払いや楽天ペイは使えない。