冬の風物詩、クリスマス・イルミネーション。東京都心では丸の内エリアが有名だ。2022年は11月10日から、デビュー50周年を迎えた日本を代表するシンガーソングライター、松任谷由実(ユーミン)さんとのコラボレーション企画が展開されている。
丸ビル開業20周年
東京・丸の内エリアのクリスマス・イルミネーションは今年、21年目を迎えるという。丸の内仲通りを中心に、300本を超える街路樹が、多数のLED球で彩られる。パリの通りを歩いているかのような華やいだ気分に浸ることが出来る。
今年は、丸の内エリアを代表する丸ビルが開業20周年、新丸ビルが開業15周年ということで、例年以上に趣向を凝らした催しとなっている。
その一つが、松任谷由実さんとのコラボだ。期間中は、エリア内の各会場にデビューした1970年代から2000年代までの各時代を象徴するカルチャーをテーマに彩られたクリスマスフォトスポットが登場、名曲に合わせ、"レトロポップカルチャー"の世界観を体感できる仕掛けとなっている。
8メートルのクリスマスツリー
丸ビルでは、デビュー50周年の歩みをたどる時計の針や振り子などが装飾された高さ約8メートルの生木を使用したクリスマスツリーが設けられている。3階回廊では50年の歴史を貴重な映像とともに振り返るプロジェクションマッピングショー「YUMING BANZAI! X'mas CYBER DISCO」が実施されている。
新丸ビルでは、1975年発売の「ルージュの伝言」を店名にしたフォトスポット、洋装店「ブティック・ルージュ」を設置。70年代の雰囲気を感じるデザインやアイテムを展示装飾する予定だ。
このほか、まち歩きスマホアプリ「膝栗毛」では、「ユーミンの歌でめぐる クリスマスin丸の内」が実施される。
松任谷さんは、12月8日から東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)で、記念の大規模な展覧会「YUMING MUSEUM」(ユーミン・ミュージアム)を開くことも決まっている。ユーミン自身のコレクションや貴重な資料・映像などでデビューからの50年の軌跡をたどるものだ。