首里城の上空を「空中散歩」
「首里森御嶽」そばに設置されているオレンジ色の光に触れると、首里城の上空にワープし、「空中散歩」を楽しめる。今回のバーチャルフェスに際して設置されたアトラクションとのことだ。高所の風景は少しスリリングだが、首里城正殿やその手前に広がる御庭(うなー)を一望できる。
上空から見ると、奉神門から正殿に向かう御庭中央の道(浮道)が、なぜかやや斜め方向に走っているのがわかる。
赤地の兎さんによると、沖縄には悪霊や不運を総称した「マジムン」という概念が伝わっている。マジムンは、「まっすぐにしか進めない」という性質を持つ。つまり、正殿に向かう道がややずれているのは、「マジムン除け」の工夫ではないか、との説があるのだそうだ。
御庭内に設置のガイドキャラクターは、パワースポットである首里森御嶽と正殿をまっすぐにつなげるためではないか、という説もあると紹介している。戦争による消失などで文献が少ないため、はっきりとした理由はわからないとのこと。
このように、首里城エリアでは場内それぞれの名所を再現しており、リアリティーのある観光を楽しめた。「空中散歩」というVRならではの楽しみ方も斬新だ。
なおパソコンやスマートフォンのブラウザーから入れる「簡易版」では、首里城の正殿内部までが再現されている。
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