中華レストラン「バーミヤン」の1号店は、東京都町田市にある鶴川店だ。運営する「すかいらーくホールディングス」(武蔵野市)の公式サイトによると、1986年にオープンした。
36年の歴史を持つ鶴川店だが、2022年11月20日に閉店するという。ツイッター上では、閉店を告知する張り紙や「11/20(日)閉店 長らくのご愛顧ありがとうございます」とバーミヤンのロゴが入ったのぼりが立てられている様子が複数投稿されている。運営会社のすかいらーくホールディングスに取材した。
「確定している情報はございません」
鶴川店は小田急線・町田駅から各駅停車で2駅目の鶴川駅が最寄りだ。そこから徒歩10分前後、鶴川街道沿いにある。
都心から離れた場所に1号店をオープンした経緯を聞いた。広報は、「当時、多摩ニュータウンやその近郊(鶴川など)は一戸建てを中心とした大開発エリア」だったと説明。そのため、多くの来客が見込めると出店したそうだ。
「バーミヤン」はその後、成長。経営再建計画やコロナ禍の影響による少なくとも2度の「大量閉店」に見舞われながらも、2022年9月30日時点で356店舗を展開している。その中で1号店は閉店し、「新業態の1号店」に生まれ変わるという。
ツイッター上では、新業態の店名などがうわさされている。だが広報は、「まだ確定している情報はございません」。詳細を探ったが、
「今回の鶴川店は、グループ全体でさらなる成長を目指した新業態開発を行う上で、立地選定致しました」
と回答するにとどめた。