「なんだこれは」...でも自信作に
ローソンでは「ありそうであまりなかった、遊び心のある商品」7品を、「テスト品」として発売している。「味のしない?飴」は、このうちの1つだ。
一風変わったアイデアは、乾燥を防ぐ目的で「口の中を潤わせたい」というニーズの高まりから生まれたと、取材に答えたローソン商品開発担当は説明した。「甘い飴を食べ続けるのは苦手」、「マスクをしているため、ミント味は目に染みる」といった意見があり、味のないアメを発案したのだ。
試作品を初めて食べた際、「『なんだこれは』という不思議な気持ちでした」。まるでビー玉をなめているようだったという。一方で、「必ずお客様からのニーズはあるという自信はありました」とも。
ツイッターで「虚無味」と話題になっているが、担当者は、これを「絶妙なワード」と感心し、
「商品名を『虚無味』にしておけば良かったと思いました」
と話した。その上で、「目指していた味を体現できた、と率直にうれしく感じています」。
反響の中には、「妊娠中にあったらよかった」、「ドライマウスの自分にはうれしい」、といった新しい意見もあったそうだ。