複数の有名スマートフォン(スマホ)向けゲームで、近ごろ不具合といった運営上のトラブルが相次いだ。韓国NEXON Gamesが開発し、Yoster(東京都千代田区)が運営する「ブルーアーカイブ」や、MIXIのモンスターストライクだ。
バンク・オブ・イノベーション(東京都新宿区)の新作スマホゲーム「メメントモリ」でも不具合が連続。各ゲームの運営はそれぞれ謝罪し、ゲーム内アイテムなどを配布する対応をとっている。
メンテナンス後に報酬が減った?
「ブルーアーカイブ」では、2022年10月26日からゲーム内新イベント「Get Set, Go!」をスタートした。イベントをプレーすると、報酬としてキャラクターを強化できるアイテムなどがもらえる。
26日には「報酬に関する不具合」が確認されたとして、緊急メンテナンスを実施。メンテナンス終了後、ユーザーからはなぜか報酬の量が大幅に削減されているとの指摘が相次いだ。
運営は27日、今回について全体的に報酬量の多いイベントを目指したところ、「誤った報酬量のままイベントを開始」してしまったと説明。メンテナンスに伴い「機械的に従来の数値設定」に戻したとしてユーザーに謝罪し、補填として大量のゲーム内アイテムをプレゼントすると発表した。
「モンスターストライク」では、10月23日にサービス開始9周年を記念し、「選抜!9周年人気投票ガチャ」というイベントをスタートした。ゲーム内キャラクターを入手する手段として、ランダムでキャラがもらえる「ガチャ」という機能がある。
この9周年ガチャの場合は10回連続で引ける上、ユーザーが投票した人気上位100体のキャラの中から、どれか1体を確定で入手できる。
ところが、1体分しか引けない「シングルガチャ」となってしまう不具合が発生。運営は23日中に謝罪し、10月28日にあらためて再開することとなった。
10月24日付「Impress Watch」記事によると、こちらでは不具合の補填として、ゲーム内通貨「オーブ」が50個配布された。なお26日には、新イベント「絶級トーナメント」においてエラーが発生しアプリが進行しなくなる不具合を確認。同日中に修正された。運営はツイッター上で「皆様全員に後日お詫びをお送り致します」とし、再びの補填を示唆している。