コジマ「太陽マーク」看板から消える 愛されたロゴ...でも会える店まだある

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   家電量販店「コジマ」(本社:栃木県宇都宮市)のシンボル「太陽マーク」が、ついに看板から消える――。「コジマ甲府店」(山梨県甲府市)は、2022年11月7日にはビル屋上、塔屋に飾られた看板の工事を始め、同月下旬には「コジマ×ビックカメラ」へリニューアルする。

   コジマと、これまでずっと「太陽」を見つめ続けてきた「昭和日記(#吹き抜けマニア の人)(@ShowaDiary_com)」さんに取材した。

  • 夜の甲府を照らす、ネオンの太陽(昭和日記さん提供 2022年10月23日撮影)
    夜の甲府を照らす、ネオンの太陽(昭和日記さん提供 2022年10月23日撮影)
  • 夜の甲府を照らす、ネオンの太陽(昭和日記さん提供 2022年10月23日撮影)

「世界中のコジマを知る皆様へ」

   J-CASTトレンドは、この看板が残り1店舗になる段階で両者に取材をしている。今回も話題の発端となった昭和日記さんは、熱心な「太陽マーク」マニアだ。取材の際には、甲府店について「貴重なネオン管タイプ」、「国内最後の太陽ロゴの店舗」と語り、1日でも長い存続を願っていた。

   しかし、ついに「その日」がきた。10月23日に甲府店に出向いて最後の太陽マークを撮影。翌24日の深夜0時32分に、「世界中のコジマを知る皆様へ」で始まるツイートを投稿。反響の大きさから、太陽マークが愛されていると知った昭和日記さんは、前述の投稿に返事をする形で、これまでに消えていった「太陽マーク」たちを公開している。

   現在の心境を聞いてみた。

「ネオンの維持が厳しいことや、『コジマ×ビックカメラ』への店舗統一などから致し方ないと思っております」

と、冷静な様子。なぜなら、宇都宮テラス店に太陽ロゴを見られるという情報があるのだ。

「宇都宮テラス店で太陽ロゴを見られるということで、今後の新規出店の際に屋上塔屋まではいかなくても、どこかしらで太陽ロゴが見られるのではないかと思っており、完全な消滅はないのかなと個人的には考えています」

宇都宮は創業の地

   コジマ広報に取材すると、店舗がある栃木県宇都宮市は、同社創業の地。そのため店内に太陽マークを飾ったという。同市にあるコジマ本社建物にも、太陽マークがあるそうだ。

   昭和日記さんはツイートへの反響について、「長年コジマを撮り続けてきて良かった」と語る。

「インパクトあるコジマのフレーズやロゴ、テーマソングがあったからこそ、ここまで愛されてきたのだと思います。コジマが好きな1人としてとてもうれしく、撮影していて良かったなと思います」

と、変わらぬ強い愛をのぞかせた。

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