日本との違いが際立つ
産経新聞によると、厚生労働省が5月に示したマスクの着脱基準では、屋外で(1)人同士の間が2メートル程度確保できる(2)至近距離でも会話がほとんどない――のどちらかに当てはまる場合、「マスク着用の必要はない」としている。屋内でも(1)(2)の条件がすべてそろえば、マスク着用は不要としている。
米国はすべての州で屋内での着用義務を撤廃するなど、海外では「脱マスク」が進んでいる。9月に英国で行われたエリザベス女王の国葬では、参列者の大半がマスクを着用せず、日本との違いが際立った、と同紙は指摘する。
毎日新聞によると、加藤勝信厚労相は11日の閣議後の記者会見で、岸田首相のマスクを外した対応について、「これまでの考え方にのっとっていると思う」「今の(国の)考え方を国民に知っていただく意味でも、大変大きな意義がある」と述べた。
マスク着用を巡っては、木原誠二官房副長官がすでに7日の記者会見で「屋外、屋内を問わず全体を整理する」と語っている。新たな方針が提示される可能性もありそうだ。