地球上の「タナカヒロカズ」さん全員を探している団体がある。一般社団法人「田中宏和の会」(代表:田中宏和氏)だ。同姓同名の人たちの交流を目的としている。2022年10月13日時点で、186人が集まっている。
ギネス世界記録のひとつに、「同姓同名の最大の集い」がある。記録達成をねらうため「田中宏和の会」は10月13日、産経新聞に「尋ね人」の新聞広告を出稿した。
164人の「マーサ・スチュワート」破れるか
「同姓同名の最大の集い」のギネス記録は、米国の番組で「マーサ・スチュワート」という人物が一堂に集結した時の164人だ。カリスマ主婦や実業家として活動するマーサ・スチュワートさんが、自身の冠番組で2005年に集めた。
この記録を破るべく、懇親会「タナカヒロカズ運動全国大会2022」を、10月29日に東京都渋谷区で実施予定だ。
「田中宏和の会」の活動は1994年に開始し、ギネス記録にこれまで2度挑戦。同会公式ブログによると、2011年大会では67人、2012年大会では87人が集合したが、記録達成とはならなかった。現在では186人のタナカヒロカズが見つかっているため、記録越えが現実的となったという。「164名以上のタナカヒロカズ参加予定」とのことだ。
「至急参集セヨ」「ぜひ一緒に世界一に」
2022年大会での記録達成の確実性を高めるため、10月13日付産経新聞に広告を出稿した。
全小枠広告は「尋ね人 至急参集セヨ」という書き出しで始まり、ギネス記録更新のため大会に参加するよう新聞を見た「タナカヒロカズ」に呼びかけている。「#タナカヒロカズを探しています」とのハッシュタグ付きだ。大枠の全5段広告では「タナカヒロカズさん、ぜひ一緒に世界一になりましょう」とつづっている。
なお結婚などを経て現在の名字が異なっていても、過去に「タナカヒロカズ」だった人であれば記録認定の対象者とのこと。