近畿日本鉄道(近鉄)が、特別急行券の高額転売を禁止するようになった。2022年10月12日に、運送やきっぷ販売について定めた旅客営業規則を改定し、施行している。
鉄道会社による高額転売防止への策定に対し、ツイッター上では「画期的」「他社も追随して」といった反応が出ている。
高額転売の禁止は初めて
近鉄は10月12日、旅客営業規則第110条に条文を追加。特急券が無効となるケースについて定めた同条2項に、
(1)特別急行券を、所定の料金を超えて、第三者に転売し、または転売しようとしたとき
(2)前号の転売行為を利用して特別急行券を購入したとき
と加えた。所定料金よりも高額で転売、あるいは高額転売品を購入した場合は、特急券は無効とし回収することがあるという。
J-CASTトレンドは近鉄広報に取材した。
特急券を購入し転売する人への防止策について利用客から要望が寄せられたため、社内で検討のうえ条文追加に至ったのだという。同社でこのような高額転売禁止策を定めるのは初めてとのこと。