「Zenly」終了で代替アプリに迷う TikTokには開発者が登場して

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   若者を中心に人気を集める位置情報共有アプリ「Zenly」。近い将来、サービス提供を終了すると発表されている。愛用者の間では、代わりとなる類似アプリを探す動きが出ている。

   「Zenly」の代替アプリを開発中だとして、SNS上で話題になっているユーザーもいる。

  • 愛用していたアプリの代わりは (写真はイメージ)
    愛用していたアプリの代わりは (写真はイメージ)
  • 愛用していたアプリの代わりは (写真はイメージ)

「Snapchat」も代わりになる?

   Zenlyは友人の位置情報を地図上に表示し、メッセージを送信できるアプリ。待ち合わせや遊びの誘いなどに利用されている。

   代替アプリ候補として、ツイッター上では複数の名が挙がっている。例えば、家族や親しい友人との位置情報共有を目的とした「iシェアリング」。iOS、Android向けに提供されており、米「ISHARINGSOFT」が運営している。

   アプリ説明によると、「愛する人の居場所に関する不安を軽減することを目的」としている。地図上に友人や家族の場所をリアルタイムに表示。チャット機能が搭載されているほか、友人、家族が家や職場を離れたときに通知を受け取ることもできる。

   同じくiOS・Android向けの「Life360」。同名の米国企業が運営する。こちらも家族や友人など、登録したメンバーの位置を地図上で確認可能。チャット機能も有し、iシェアリングと似ている。

   Zenlyの運営元・米「Snap」が提供する「Snapchat」を、代わりの選択肢として挙げるユーザーもいる。撮影した写真を友人・家族と共有できるアプリだが、マップ機能も搭載。友人が共有設定をしていれば、そのユーザーの位置情報が「Snapchat」の地図上に表示される。

40万件以上の「いいね」

   ショート動画プラットフォーム「TikTok」上では、「ゼンリーに代わるアプリを作るお兄さん」とプロフィールに掲げるアカウントが出現している。ユーザー名は「てん」と設定されている。「ゼンリーなくなるから作る」などとして、代替アプリのリリース告知や開発の模様を収めた動画を9月2日から投稿している。

   アカウントには10月5日までに累計40万件以上の「いいね」が寄せられている。インスタグラムやユーチューブアカウントも展開しており、同様にアプリの告知動画を投稿している。いずれのSNSでもアカウントのプロフィール欄は簡素で、会社名や公式サイトなどの記載はない。

   10月2日にはアプリのリリースをしたと投稿。米アップルのサービス「TestFlight」経由で配信している。「TestFlight」は開発者がテスト段階のアプリを配信し、ユーザーから使用状況のフィードバックを受け取ることができるアプリだ。

   TikTok上ではリリースに対し「めっちゃ使える」「(使い勝手が)ほぼゼンリーだ」と称賛するコメントが寄せられている。一方で、運営元の詳細がわからず「個人(が作成したアプリとしたら)は流石に怖い」との声も多い。

   「TestFlight」上でのアプリ説明ページからは、デベロッパー(開発者)によるプライバシーポリシー(個人情報保護方針)が記載されたウェブサイトにアクセスできる。「Skyus,Inc.」という会社のサイト内のページだ。

   それによると、このアプリの名称は「TenApp(仮)」。「Skyus,Inc.」と「ぼくらの合同会社」の提供だとする。サイト上の説明では、「Skyus」社の所在地は米ポートランドおよび神奈川県となっている。

   J-CASTトレンドは、10月3日にこのアプリの詳細について「Skyus」に取材を申し込んだ。10月5日現在回答はない。

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