食用油は1年余で6回
朝日新聞によると、キユーピーと味の素は、3月に続いてマヨネーズの価格を引き上げた。昨年7月にも値上げしており、この1年あまりで3回目。キユーピーによると、第1次石油危機の影響を受けた1973~74年に4回続けて値上げしたことがあり、今回は当時に匹敵するペースでの引き上げだという。
11月以降も値上げは続く。
日経新聞によると、カルビーは、「かっぱえびせん」や「サッポロポテト」などスナック菓子30品の出荷価格を11月1日納品分から引き上げる。「かっぱえびせん」の77グラムと「サッポロポテト バーベQあじ」の72グラムは、店頭想定価格で130円前後から150円前後になる。
同社は6月に「かっぱえびせん」や「サッポロポテト」の値上げや、価格を据え置いて内容量を減らす実質値上げを行ったばかり。再度の値上げだ。
値上げ回数が際立つのは、食用油だ。東京新聞によると、日清オイリオグループなどが昨年4月以降、今年7月までに6回も値上げしている。
昨年来、原料となる大豆が北南米で不作だったことに加え、ウクライナ情勢の緊迫化で原料高に拍車がかかったことによるという。