安倍晋三元首相の国葬にまで、転売ヤーが暗躍しているのだろうか。
東京・日本武道館で2022年9月27日に行われた国葬では、安倍氏の肖像や、達筆で知られた同氏の書がプリントされた冊子が配布されたとみられる。これが、フリマアプリ「メルカリ」で高額出品されているとツイッターで指摘された。
削除や制限「措置を取る場合」あり
ツイッターでは9月29日以降、メルカリでのパンフ出品状況を報告するスクリーンショット(スクショ)画像付き投稿が複数確認できた。同一の出品者が冊子を複数販売していることが確認できる、出品者ページのスクショを投稿している人もいる。
ツイッター上では、こうした「転売行為」に非難が殺到。モラルを疑う声が多い。
しかし、J-CASTトレンド記者が10月3日、メルカリでパンフの出品状況を確認しようとすると、購入済み・販売中いずれも見つからなかった。
メルカリに、パンフ出品の事実確認と、削除対応したのか取材した。広報は「個別の出品物の詳細の対応・出品状況に関しては本件に関わらずコメントは差し控えさせていただきます」という。
一方、同社では、ガイドラインの「その他、不適切と判断される行為(禁止されている行為)」など不適切と判断する行為については、取引キャンセル・商品削除・利用制限などの措置を取る場合があると回答した。
また、「出品禁止物の基準については2021年1月に定めた『マーケットプレイスの基本原則』に準じて判断を実施しております」とした。