世界に3碗しかない
オープニング記念展では、国宝「曜変天目(稲葉天目)」など、同館が所蔵する7件の国宝の全てが展示される。茶道具、琳派、中国書画、刀剣など、静嘉堂を代表する各ジャンルの名宝を一堂に見ることが出来る。
「天目茶碗」は、天目釉と呼ばれる鉄釉をかけてつくられた茶碗。その中の最高傑作が中国福建省の建窯で宋の時代に造られた曜変天目とされる。黒い器の内側に大小の星のような斑文が輝いている。特異な美しさがあることから、珍重されてきた。
現存する優品は世界で3碗しかないとされている。いずれも日本にあり、国宝。なかでも、静嘉堂所蔵の「稲葉天目」は人気が高い。
展覧会は12月18日まで。入館料は一般1500円。 J-CASTトレンドでは天目茶碗について、「まさに『眼福』...国宝天目茶碗も登場」、「国宝『曜変天目茶碗』を東京で公開」という記事でも、紹介済みだ。