ロシアのウクライナ侵攻にも関連 映画「バビ・ヤール」語るべき負の歴史

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追悼施設にも攻撃

   ロシアのウクライナ侵攻では、改めて「バビ・ヤール」にスポットが当たった。韓国・中央日報の日本語版は3月2日、海外メディアのニュースをもとに、ウクライナのキーウ放送受信塔がロシアの砲撃を受けた際、塔から徒歩5分の距離にある「バビ・ヤール」の追悼施設も被害を受けたと報じた。バビ・ヤール記念館も声明書を出し、追悼空間がロシア軍に攻撃されたという事実を確認したという。

   映画「バビ・ヤール」が伝えるユダヤ人虐殺事件は、単にウクライナ人も加担していたということにとどまらない。

   NHKの取材にロズニツァ監督は、ロシアが旧ソ連時代に犯した罪を総括しなかったため、今このような事態(ロシアのウクライナ侵攻)になっていると指摘。「悔い改めることなくして何も前に進みません。どんな国の国民であれ、後ろめたいものを抱えている人たちにとって重要なことです」と語っている。

   映画は9月24日から、東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムなどで公開されている。

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