ロシアのウクライナ侵攻にも関連 映画「バビ・ヤール」語るべき負の歴史

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   ロシアによるウクライナ侵攻が長期化する中で、ウクライナの「負の歴史」(NHK)にスポットを当てた記録映画「バビ・ヤール」が話題になっている。第二次世界大戦中に、ウクライナで起きたナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺事件に、ウクライナ人も関与していたことを取り上げているからだ。

  • (c) Atoms & Void
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カンヌで審査員特別賞

   監督はウクライナ人のセルゲイ・ロズニツァ氏。1964年生まれ。「ドンバス」「国葬」「粛清」など、旧ソ連関連のドキュメンタリー作品で知られている。

   今回の「バビ・ヤール」は2021年制作。同年の第74回カンヌ国際映画祭ルイユ・ドール審査員特別賞を受賞している。

   「バビ・ヤール」はキーウ(キエフ)近郊にある渓谷の名前。1941年、独ソ戦が始まり、独軍は旧ソ連内のウクライナに侵攻。同年秋、ウクライナのユダヤ人らをこの谷に集めて大量虐殺した。犠牲者は3万人あまりに上るという。

   映画は、当時の記録映像などをもとに再編集したもので、一部のウクライナ人がこの虐殺に加担したことを報告している。

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