K-POPガールズグループ「KARA」が、戻って来る。デビュー15周年を記念したアルバムを2022年11月に発売すると、所属事務所が9月19日に発表した。14年に脱退したニコルさんとカン・ジヨンさんも合流しての復活だ。
「KARA」だけじゃない。10年前に日本を沸かせたK-POPグループが今年、元気だ。この流れで、「東方神起」オリジナルメンバーの再結集に望みをかけるファンがいる。
デビュー15周年記念
KARAは2007年に韓国、10年8月に日本でデビューした。日本ではデビュー曲「ミスター」のヒップダンスが話題になり、11年にはNHK紅白歌合戦に出場している。
15周年記念アルバム発売にあたり、メンバーのギュリさんはツイッターに、「長い時間、待ってくれてありがとうございます」、「日本語の勉強またしなければ」と日本語で投稿。日本での活動をにおわせる発言も見せた。
KARAと同時期に活動したグループといえば、「少女時代」だ。今年、デビュー15周年となる今年、記念アルバム「FOREVER 1」を8月5日に発売した。契約満了後に伴い事務所を移ったスヨンさんとティファニーさん、ソヒョンさん含めて8人での活動は実に5年ぶり。アルバムの発売に伴い、韓国の音楽番組やバラエティー番組に出演し、ファンミーティングではパフォーマンスを披露した。
ボーイズグループ「BIGBANG」も、今年に入って4年ぶりにデジタルシングル「Still Life」を4月5日にリリース、メンバー「V.I」さんが脱退し、4人となってからは初めての曲だ。
所属事務所との確執
KARAや少女時代の「復帰」に刺激を受けたのか、ボーイズグループ「東方神起」復活への期待も、一部ファンの間で膨らんでいるようだ。メンバー5人で2000年代に一世を風靡したが、09年に3人が脱退し「JYJ」を結成。東方神起に残った2人と離れ離れになった。5人が再び一緒になってほしいとファンは渇望している。しかし、これが難しいのではないかと考える人も多い。
脱退した3人のメンバーと東方神起の事務所は、契約を巡って衝突、裁判にまで発展した。3人がつくった「JYJ」は、日韓で音楽活動ができない状態が長く続いた。実はKARAも、同じように契約絡みで所属事務所と衝突した過去を持ち、メンバーのグループ脱退や、ひとりを除いて事務所を去っている。それでも今年、再結成できた。
実現した理由について、芸能ジャーナリストの松谷創一郎氏は9月20日配信の「Yahoo!ニュース 個人」記事で、元事務所の死去やその事務所が買収されたことを可能性として指摘している。