牛丼チェーン「すき家」の「まぐろたたき丼」は、ほぐさずに乗せられたマグロのたたきが、まるでフリスビーに見える。インターネット上では、「フリスビー丼」と呼ばれ愛されている。
「すき家」にはサイドメニューとして、この「フリスビー」のような、マグロたたき部分のみを販売する「まぐろたたき皿」がある。この2皿分の価格は、同じくマグロたたきが2つ入り、ご飯が大盛りになる「まぐろたたき丼・特盛」より割高になっている。
マグロの量は同じなのに、なぜ
すき家公式サイトのメニュー表から、それぞれの価格を確認してみた。
まず、まぐろたたき丼・特盛は、ご飯大盛りにマグロのたたき2倍という内容で880円(税込・以下同)になっている。一方、まぐろたたき皿は2皿で960円。「丼」には白米とノリが含まれるにも関わらず、具材のみの「皿」のほうが80円高い。
すき家に取材した。広報担当によると、まぐろたたき丼とまぐろたたき皿の、マグロ部分の量は同じだという。
そのうえで価格について、確かにまぐろたたき丼・特盛のほうが安くなるが、こう説明した。
「手ごろにお腹一杯召し上がっていただきたい、との思いから特盛をお安く提供させていただいております」