花王の歯磨き粉「ガードハロー」生産終了に 半世紀以上にわたる歴史に幕

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   花王の歯磨き粉「ガードハロー」が、2022年10月31日をもって生産終了となる。フッ素が配合され、虫歯予防や口臭予防に効果があるとうたっている製品だ。ドラッグストアでは100円前後で販売されており、価格帯の安さでも知られる。

   生産終了後は店頭在庫がなくなり次第、終売する。

  • 生産終了予定の「ガードハロー」。薬用をうたっている
    生産終了予定の「ガードハロー」。薬用をうたっている
  • 生産終了予定の「ガードハロー」。薬用をうたっている

発売当時の内容量は110グラム

   花王公式サイトの「ガードハロー」商品紹介ページには、1製品(内容量165グラム)だけが登録されている。生産終了は同ページで告知されている。

   白を基調に赤と青の配色で構成されたシンプルなパッケージ。商品名のフォントにはどこかレトロな雰囲気が漂うが、その歴史は長いようだ。

   花王社史を記した「花王史100年 : 1890-1990年」内の年表を閲覧できるサイトがある。渋沢栄一に関する情報などを発信している「渋沢栄一記念財団」が公開している、日本企業が発行する社史のデータをまとめたサイト「渋沢社史データベース」だ。花王の活動内容や新製品が、年月ごとに整理されている。

   年表をさかのぼっていくと、ガードハローの名を冠した製品のうち最も古いものは1970年9月に登場する。このときのガードハローは内容量110グラムだった。少なくとも約52年の歴史を持つブランドのようだ。

   1972年には180グラム版が、1976年1月には40グラムの「ガードハロー旅行用」が発売されるなど、複数のバリエーションが存在していたと、年表にはある。

   J-CASTトレンドは終売の理由について花王に取材を申し込んだが、回答は得られなかった。

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