任天堂はニンテンドースイッチ向けゲーム「スプラトゥーン3」を2022年9月9日に発売した。有名ゲームシリーズ「スプラトゥーン」の最新作だ。
同作と前作「スプラトゥーン2」では、ユーザーは白黒の「手書きイラスト」を作成し、投稿できる。イラストはゲーム内の広場に表示される。「3」の発売後、前作「2」をプレーしてみると、広場には3を買えていないプレイヤーの悲しみのイラストが続出している。
「みんな行ってしもた」
前作「スプラトゥーン2」は世界で1330万本の販売本数を達成した人気ゲームソフト。「3」も発売前からゲームファンから注目を集めていた。
「2」は架空の街「ハイカラスクエア」が舞台だ。「3」では新たに「バンカラ街」という舞台が設定されている。「2」を起動してハイカラスクエアを訪れると、広場には他のプレイヤーのアバターと共に、投稿された「手書きイラスト」が何人分か表示される。
9月12日の11時と14時に1回ずつ、記者はハイカラスクエアをのぞいた。
まず「3」のパッケージデザインの絵ともに「お勉強がんばったら買います ママより」とのメッセージが添えられたイラストが目に入った。自分の経済力では「3」を購入できない中学生などが、勉強に力を入れれば買い与えると親に言われたのだろうか。
次に目に入ったのは「3早く買いて~~ みんな行ってしもた」と書かれたイラスト。周りのユーザーがすでに最新作へ移行したが自分はまだ買えていない、とのさびしさが漂う。