オバマ元大統領に「エミー賞」 ネトフリ番組で地球環境保全を訴える

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過去と現在が「環境」でつながる

   オバマ氏は2009年1月から 17年1月まで米大統領だった。09年12月には核軍縮への貢献でノーベル平和賞も受賞している。

   ところが意外なことに、大統領をやめた直後の18年には、ミシェル夫人とともに映像会社を創設。Netflixと複数のドキュメンタリーとフィクション映像を製作する契約を結んだことを発表している。

   第1作目の映画『アメリカン・ファクトリー』は第92回アカデミー賞で、アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を受賞している。

   大統領時代のオバマ氏は、地球環境問題に熱心だったことで知られる。2015年の一般教書演説では、さまざまな地球規模の課題について論じたが、中でも環境が一番の懸念事項だと言明。「気候変動ほど将来の世代に深刻な脅威を及ぼす課題はない」と述べている。

   今回のドキュメンタリー番組「グレイト・ナショナルパーク」でも、その思いは変わらないようだ。単にナレーターとして出演しているのではない。番組のエンドロールを見ると、オバマ氏の映像制作会社が、番組制作自体に関わっていることがわかる。過去の大統領時代の取り組みと、映像会社の経営者としての現在の仕事が、「地球環境」というテーマを通じてつながっている。

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