Snow Manチケット抽選後すぐ転売 不正防止には取り組んでいるのに

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ブロックチェーンで対策も評判は

   ジャニーズの人気アイドルのコンサートチケットを巡る騒ぎは、これまで何度か起きている。

   嵐の場合、逮捕劇まであった。2016年、25歳女性が古物営業法違反の疑いで北海道警察に逮捕されたと、J-CASTニュースが同年9月15日付記事で報じている。また19年10月24日付の朝日新聞デジタル記事は、チケット不正転売禁止法違反などの疑いで24歳の女性が書類送検されたと報じた。翌年には大阪地裁で有罪判決が下された。

   ジャニーズではこれまでにも転売の事実が発覚した場合、会員資格の失効や、以後チケット販売を停止する措置をとっている。購入側に対しても、転売チケットでの入場はできないようにしてきた。

   それにもかかわらず、高額転売は尽きない。ジャニーズ事務所は、いわゆる「転売ヤー」対策の一環で、ブロックチェーン技術を活用したチケット・入場システムの実証実験を5月3日〜6月5日に実施。専用アプリ「Johnny's Pockets」を利用し、会員であれば譲渡OKとしている。ネットメディア「新R25」7月5日付記事で、ジャニーズ事務所顧問を務める伊藤穰一氏は、過去の取引が記録されるため、購入するたびに譲渡している会員を「転売目的の会員」だとプログラムして、対策が施せると説明していた。

   ただ、ファンからは不評をかった。不具合により、チケットが届かない・購入数以上のチケットが届いたという投稿が、ツイッターには多く寄せられた。

   6月10日には、専用アプリ「Johnny's Ticket」の導入を発表。チケット申し込み時にアプリインストールが必須になり、同行者の変更が不可能だ。Bluetoothや位置情報機能も有効にする必要がある。ツイッターでは、「譲渡もできない」と不満が相次いでいた。

   こうした対策はこれまで、ジャニーズJr.の公演で使われた。

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