レスラーはマイクアピールできなきゃ半人前 心に響くパフォーマンスを

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

空気が一気に変わった言葉

   先日、私のタッグパートナーの中島安里紗が所属している団体「シードリング」7周年大会で、こんなことがありました。

   メインイベントは中島安里紗vs松本浩代。どちらも今を代表するトップ女子プロレスラーです。

   しかし安里紗が場外に投げられた瞬間、膝と肩を強打してしまい、そのままレフェリーストップになりました。注目されていた試合だっただけに、騒然となる場内。でも勝者は大会を締めなければいけません。

   その時のマイクに感動しました。しばらく動けなかった浩代さんでしたが、

「中島の代わりに私がシードリングを引っ張っていきます」

   そのまま退場した浩代さんには、大きな拍手が送られました。

   その後、代表の南月たいようさんがマイクを持ったのですが、声のトーンから素晴らしかった。

「中島も松本も、ここで終わるような女じゃないです。応援してほしいです」

   悲観していた空気が一気に変わりました。そこからFUNKISTさんのライブが始まり、参戦した選手が輪になって盛り上がりフィナーレ!

   空気を変えた南月さんのマイクから、FUNKISTさんの歌。

   担架を持ってくるスピードや、動けない浩代さんに寄り添う仲間達。

   安里紗と浩代さんの物語は続くに決まっているし、最後のお客さんの拍手がこれからも応援するという証だった。

   自分がその場にいないのが悔しくなるくらい、とても素敵な7周年大会でした。

   紛れもなく、私の好きな女子プロレスがそこにあった。

   改めて7周年おめでとうございます!

姉妹サイト